嬉しいお電話

浜松市北区細江町気賀の大村屋酒店です

2008年02月01日 18:11



電話がなった。

ナンバーディスプレイの画面には・・「非通知」

非通知かあ・・・ちょっと心配・・

などと考えていたら・・・

電話の向こう・・・なんだか妙にハイテンション。

「私、SBSラジオの視聴者プレゼントで当たった、浜松のTと申します。」

この名前は確かに覚えがある。一週間前に視聴者プレゼントとして、宅配便でカレーを発送している。ほろよいカレー5食セットに当選された方だ。

「あの酒粕のカレーなんですが・・なんだか懐かしい味がしまして・・、なんだろう、なんだろうと・・ずっと考えていたんです。思い出しました。・・奈良のおばあちゃんが、こんなカレーを作ってくれたんです。」

その方は・・私がしゃべるひまもないほどしゃべり続けた。

「私ね・・もう30年も前なんですが、奈良のおばあちゃんとこに泊まりましてね・・おばあちゃんがカレーを作ってくれたんですよ。肉なんかなくて・・肉の代わりにシーチキン(あえてこの方の言葉通り・・商品名で書きます。)を入れてね・・そのカレーがなんとなく・・酒粕の香りがしたんですよ。」

「このほろよいカレーを食べて・・私ねぇ・・なんだろ?どこでだろ?なんか食べたことがあるってずっと考えていたんですよ。それは30年も前に食べた・・奈良のおばあちゃんのカレーだったんですよ。なんとなく・・奈良漬けの香りのようなかれーでした。もう30年も前のことなので・・正確ではないかもしれませんが。なんだかおばあちゃんのカレーに似ていると思いまして・・もうそしたら・・どうしてもお電話したくて・・大村屋さんにお電話したんですよ」

「大村屋さん・・私の思いでのカレーを開発してくれて本当にありがとうございました。これ・・・私みんなに宣伝しますからね・・本当にすごいカレーを開発してくれてありがとう。いやあ・・良かったわ・・SBSラジオ聞いていて・・プレゼントが当たって・・」

もう・・相手の方・・ずぅぅぅっとしゃべりっぱなし。

おれが口をはさむ時間が本当に無かったほどだもん。

でも・・人って・・・突然思い出の味とか・・懐かしい味を食べたときって・・饒舌になって・・なんだか嬉しさを爆発させたかのように・・語ってくれるよねぇ・・

「こんな素敵なカレーを開発してくれて・・ありがとう」

商売人冥利につきる・・お言葉です。

素敵なお話・・ありがとうございました。