トロロ・・とろろ

浜松市北区細江町気賀の大村屋酒店です

2006年01月08日 14:53

毎年・・親戚が自然薯(やまいも)をお歳暮に贈ってくれるのだが、このジネンジョを使って、お正月のある夜は「とろろ」をやるのである。これは昨晩のお話である。

私たちの地方では・・「とろろ」などとかっこいい呼び方はしない。「イモ汁」と呼ぶ。

さて・・あたり鉢(擂り鉢のことだが、お正月なので「あたり鉢」と呼ぶ)のザラザラした面でジネンジョをすり下ろしていく。そのときイモのひげ
根はガスコンロで焼いていく。関係ない話だが・・オール電化のIHのキッチンだと、ジネンジョのヒゲ根が焼けないのではないか・・と勝手な想像をする。

すったイモをすりこぎ棒で何度も何度も練っていく。

子供たちが「わぁ、やらせてやらせて・・」と寄ってきた。

無理だね・・このすりこぎ棒でトロロを作るのは至難の業なのだ。

さて・・真っ白のフワフワしたトロロにダシ汁でのばしていく。

本当は魚系のダシに白みそがいいのだが・・昨日のトロロ汁は、地鶏のダシでお吸い物仕立ての醤油味。

白みそか・・醤油の味かは好みが分かれる。

これを炊きたての熱々の白いご飯にぶっかけて食うのだ。本来は麦飯がイイといわれているが、べつにそこまでこだわらなくてもいいのだ。

できたてのトロロを熱々の飯にぶっかけて食べる。

これはウマイですぞ。

ちなみに・・静岡丸子の「とろろ」も美味しいよね・・