浜商カレー開発物語

浜松市北区細江町気賀の大村屋酒店です

2006年04月10日 13:07



先日・・あるお蕎麦屋さんへ浜商カレーの原点となるレシピを聞きにいったときのことだ。

そのとき・・浜商のOBでもある蕎麦屋さん「T」の大将とお話したのだが・・・

カレーひとつにしても・・やっぱりプロのこだわりというものがある。ここのソバ屋さんのカレーのこだわりは鶏ガラスープとある野菜を2種類すりおろしてカレーの隠し味に使っていることだ。

私はカレーのレシピを聞きすとき、おそるおそる伺った。

「カレーのレシピって教えていただけますか?」

蕎麦屋の大将「こんなのレシピもナニもない。うちで使っている材料はコレだ」とすべて聞き出したのだが、やっぱり家庭では出せない味に仕上げるために・・・相当の時間を費やしている。

この大将が言ったレシピ・・・ここ重要。

「三升の水が七割になるくらいまで煮込む」

これってなかなか家庭では出来ないこと。みなさんのお宅のカレーだって煮込みはしても・・そんなにゆっくりと時間を書けてコトコトとは煮込まないでしょ?

タマネギ・・別にフライパンで炒めなくてもイイ。そのかわりじっくりと煮込めばイイ。

大将のお言葉です。

レシピなんてナニもない。時間を掛けてゆっくりと煮込んでいけばいい。

だって・・・カレーの材料のカレー粉も・・普通に市販されているあの缶のやつだよ。

それでも時間をかければ・・・毎日でも食べたくなるようなごちそうというカレーに変わるのですね。

しかし・・まだ食品メーカーからサンプルがこない。

あんなに完全にレシピと製法を教わったのに・・・