浜商カレー開発物語
浜商カレーのサンプルが届いた。第三弾のカレーサンプルである。
早速・・妻と試食。そこに飛び入りで一緒に浜商を訪問した問屋の社長も加わった。
「えっ???」
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最初・・・浜商の学食でいろいろと聞き出して想像だけでカレーを創った。第一弾のサンプル・・
「違う」・・試食した仲間たちは・・ヒトコトで言った。
全然違う味わいであった。
レトルトというのは、約120度の加圧熱を加えて作られる。その高温の圧によってスパイスの香織というものは飛んでしまう。そのかねあいもあって・・レトルト化というのは難しいのだ。
第二弾のサンプル・・・
試食した誰もが言った。
「全然ダメ」
みんな吐き捨てるように言い放った。
そこで・・・浜商カレーの基本となった蕎麦屋さん「T」に行っていろいろとレシピを聞き出した。実際に使われているカレー粉も聞いてきた。
ソバ屋さんの大将から・・徹底的にカレーの作り方を聞いてきた。
その話し合いには・・・食品工場の営業マンも同席した。
スープの取り方、タマネギのカットの方法。豚肉のどの部位を使うのか。
Sというカレー粉とイ○ドカレーのフレークとの配合まですべて聞いてきた。
どのくらい煮込むかも徹底的に聞き出した。
これでサンプルが出来なかったら・・
浜商カレーはあきらめるしかない・・・
そのサンプルが本日・・朝一番で届けられたのだ。
朝の9時・・・サンプル第三弾のカレーを試食。
正直言って・・・第一弾、第二弾のカレーは「全然別物」であった。
果たして・・・第三弾のカレーはどうなるのか???
学食のカレーの再現などは・・とうてい無理な話だったのか・・・
夢物語でしか無かったのか・・・・・
私と妻・・そして・・・問屋の社長から出る言葉は・・・
お匙でカレーをすくう。そして口の中へ・・・
「えっ?????????????????」