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プロフィール
浜松市北区細江町気賀の大村屋酒店です
浜松市北区細江町気賀の大村屋酒店です
静岡県浜松市北区細江町気賀の大村屋酒店店長、久米久乃利です。えっ、どこまでが苗字でどこからが名前かワカラナイですか?

久米 久乃利・・クメ ヒサノリと言います。

当店は、全国の美味しいお酒を販売しております

2007年08月18日

お稲荷さん。

本日は「お稲荷さん」について。

うちの近く?に豊川稲荷があるのですが・・稲荷寿司は「豊川稲荷が発祥の地」と言われています。まあ・・イロイロと説はあるんだけどね。

稲荷寿司・・・お稲荷さん・・コレ旨いよねぇ。

豊川稲荷参拝したときは・・かならず買って帰りますもん、壺屋の稲荷寿司を。

油揚げ・・・元はお豆腐なんだけど、豆腐とは思えないような濃厚さ。それがまた酢飯と合うんですよねぇ。持って食べれば・・・指のサキがテカテカになるくらいの濃厚さ。

でも・・・稲荷寿司って・・・しみじみと旨い。

私は大阪で暮らしていたことがあるので・・大阪の稲荷寿司も食べたことがあるんですが、アチラでは・・・豊川稲荷のお稲荷さんのようにテカテカ濃厚の「揚げ」にしないんですよ。あっさりと煮た「揚げ」の中に五目寿司のようなものを詰める。これもけしてキライではナイですが・・どちらかと言えば・・・本家の豊川稲荷の稲荷寿司に軍配があがりますなぁ。

稲荷寿司と海苔巻きを折に詰めた「助六」これも好きですねぇ。

この「助六」の名前の由来・・・知ってます。なんと歌舞伎にも関係しているんですよ。

さて・・このお稲荷さん・・

なかなか家庭では・・・あの濃厚な味が出せません。あっ・・ココで言う「稲荷寿司」とは、豊川稲荷の壺屋のようなお稲荷さんのことを言ってますので・・・関西風のお稲荷さんではありません。

うちでも何度か稲荷寿司を作ったことがあるのですが・・・あの濃厚な味がなかなか出来ません。

んで・・・稲荷寿司の名店・・と言われるあるお店の方と知り合いになりまして・・・ひの秘密というか、味の秘訣を教えてもらったのです。

それは・・聞いていても「うわ・・面倒くせぇ」と思ったものでした。


その秘訣とは・・・

徹底的に油抜きをする。

これだけ・・・

油揚げを水で煮て油抜きをするのですが・・・普通ご家庭では・・せいぜいお湯を掛ける程度か、水煮でも・・ほんの15分、たったの1回だと思うのですが・・・

何回も何回も・・水煮して・・油揚げの油を抜いていく。その都度・・・手で揉むように油揚げを何度も何度も揉んで手洗いていく。

でも・・揚げを破らないように・・丁寧に。

何度も何度も・・・水煮手もみ手荒い

完全に油を抜いてから・・調味料でぐつぐつと煮込んでいくのです。

秘訣その2・・砂糖はかなりの多め。えっ・・とびっくりするくらいの砂糖を煮汁に加えます。

この砂糖のおかげで・・あのテリと味付けが出るんですね。

まあ・・・家庭でやるには・・・・かなり面倒くさいですよ。

それに・・稲荷寿司はコンビニでもスーパーでもどこでも簡単に食べられますからねぇ。

もし・・・豊川稲荷へ遊びにくることがあったときは・・・

ぜひ・・・

壺屋の稲荷寿司を食べてみてください。

百貨店の駅弁フェアーみたいなときでも・・・かならず、陳列されている・・と言われてますよ。壺屋の稲荷寿司は・・・

稲荷寿司というか・・・油揚げ料理を別名「信田」(信太、篠田とも書く)とも言いますね。

これは・・キツネが人間に恋をしたため、キツネがある御姫様に化けて、その人間と恋におち、子供も授かる・・・でもキツネとの正体がばれて身を隠す・・という浄瑠璃話の「信田の恋」から来ています。

私は・・・大阪時代・・・信太山の近くに住んでいました。←←←←これ、解る人には・・解るが・・・ほとんど解らないと思います。大阪人なら・・すぐにピンと来るでしょうね。

信太の恋は別れがつきものです。



Posted by 浜松市北区細江町気賀の大村屋酒店です at 08:22│Comments(0)
 
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